あなたは“ロードサービス”という仕事をご存知でしょうか?
街中でレッカーが事故車を積む光景を見ることは稀にありますが、実際にロードサービスを利用する機会がない人にとっては、
あまり馴染みのない仕事かもしれません。クルマ社会の日本では、日々さまざまな車のトラブルが起きています。
今回は、そんなトラブルを瞬く間に解消するロードサービスのプロフェッショナル、株式会社トータスカーアシスタンスの隊員の1日に密着しました。
江東営業所 入社4年目
前職ではサービス業の販売部長として働くも、多忙な日々から身体を壊し転職を決意。
知人からの勧めもあり、4年前にトータスへ入社。人助けと車の運転が大好き。
隊員の1日は朝礼からスタート。
所長から、緊急要請の情報共有など。
和気藹々と盛り上がっていた営業所内に“ピリッ”とした空気が漂います。
朝の出発前に欠かせない業務です。
いよいよ現場へ。車内では、たくさんのお話を聞かせてもらいました!
同じ現場にいた先輩社員と協力しながら、円滑に車両を下ろします。
自損事故で、フロントが破損し自走不能とのこと。ドライバーと熱心に話し込む姿が印象的でした。
世田谷区野沢の現場付近で、世田谷営業所の隊員に車を引き渡し、車両を乗り換えて世田谷営業所へ
トータスの隊員が数人揃えば百人力!あっという間に積み込み完了。熟練の技が光ります。
本部からの入電で、自走不可の車両があるとの情報。現場の初台へ急行!
指定された目黒区八雲のディーラーに入構へ
現場が立て続いたため、少し遅めのランチ。三木隊員は愛妻弁当を美味しそうに頬張っていました!
再度二次搬送の依頼があり、一旦江東営業所へ
本日こなした業務の伝票をまとめ、車内の備品を補充!
1日の業務が終了します。
今回、仕事に密着させていただいた取材日はちょうど世間が夏休み。1年間の中でも繁忙期ということで、現場に向かう車内では司令室からの無線がひっきりなしに鳴っていました。1日でこんな多くの車両トラブルが発生しているという事実に驚きを覚えるとともに、あっという間に車を積載する姿を間近で見て「レッカー隊員ってカッコいい」と素直に思いました。車が道路上で止まってしまう不安な状況で、瞬く間に積載してドライバーに安心を与える様はまさに、“スーパーヒーロー”のようです。筆者はこの取材までロードサービス業についての知識が全くありませんでしたが、車が好きで、人の役に立てるという意味では、とても魅力的な職業だなと感じました。
私たちの日常に起こる予期せぬ車両トラブル。トラブルに遭わないことが一番ですが、万が一の時にこんなに頼もしい隊員さんが来てくれるという事実を知れてよかったです。今日も日本の何処かで、「気は優しくて力持ち」な隊員たちは、困っているドライバーの元へ駆けつけていることでしょう。